視力はなぜ落ちたのでしょうか?
視力が落ちたのは病気の可能性もあります。ただの近視や乱視だと思っていても、検査で緑内障などの病気がみつかることもあります。メガネやさんへ直接行く前にきちんと眼科で検査を受けてメガネの処方箋を貰ってからメガネやさんへ行くように心がけましょう。
- ● コンタクトレンズは『高度医療機器』です。
- コンタクトレンズは眼の角膜に直接のせて使用します。ここがメガネと大きく違う点で使い方によっては角膜に障害を与えたり、正しく使っていてもいろいろな合併症をおこす可能性があります。特にコンタクトレンズを初めて買う時はまず、コンタクトが装用できる眼かどうかを眼科できちんと検査を受けましょう。
- ● 一人ひとりにあったコンタクトレンズをおすすめします。
- 涙が少ない人やアレルギー性結膜炎のひどい人はコンタクトを諦めてもらう時もあります。
コンタクトレンズは様々な種類があります。レンズ選びは、その人の眼の状態やライフスタイル、どういう使い方をするのかをよく聞いて決めます。
また、コンタクトによって起こりうる合併症について説明し、そうならないための使い方の注意や日常の手入れの仕方などを説明します。検査結果に基づきコンタクトの種類、材質、サイズ、度などをあわせ決定し、眼への入れ方、出し方、などを指導いたします。 - ●定期健診を受けましょう
- コンタクトレンズを使用してる方は、必ず3ヶ月に1回は定期検診を受ける必要があります。
これはソフトコンタクト・使い捨てコンタクト・ハードコンタクト全てにあてはまります。
最近はコンタクトレンズの交換時期(使用期間)をオーバーして使用している方が多く見受けられます。大事なあなたの目ですので少しでも目に異常があったら定期健診の時期でなくても、すぐに眼科医に相談するように心がけましょう。
メガネ・コンタクトレンズに関するQ&A
- Q1コンタクトレンズを購入するのに、どうして眼科の診察が必要なの?
- A1コンタクトレンズはメガネと違い、直接眼球に触れるものです。ですから、眼自体に異常があったらうまくレンズはのらないし、その異常をより悪化させたりすることもあります。また、眼に合ってないレンズを使用していたり、間違った使い方をしていると、眼に異常をきたすこともあります。そのような訳で、コンタクトレンズは高度医療用具に指定されており、処方には必ず眼科医の診察が必要なのです。
- Q2コンタクトレンズの定期検査はなぜ必要なの?
- A2軽いものまで含めると少なくとも年間100万件以上のコンタクトレンズによる眼障害が発生しているといわれており、眼障害者の約1/2が定期検査を受けていない人たちという調査結果があります。ですから、定期検査はコンタクトレンズトラブル予防のため非常に重要なのです。
- Q3コンタクトレンズの上から目薬をさしてよいのですか?
- A3コンタクトレンズの種類と目薬の種類によりますが、ワンデータイプのコンタクトレンズは、ほとんどの目薬はレンズ上からさしても問題ないでしょう。他のレンズに関しては、明確な答えが出ていないのが事実です。詳しくは担当の医師に相談されるとよいでしょう。
なお、コンタクトレンズをいったんはずして点眼した場合、再装着までの時間はほとんどの目薬で5から10分待てばよいといわれています。 - Q4メガネやコンタクトレンズをすると近視が進むのですか?
- A4メガネやコンタクトレンズをするから近視が進むということはありません。近視は遺伝的な要因や環境要因などいろいろな要因が複雑に絡み合って進行するといわれているからです。
日常診療で、メガネやコンタクトレンズを使っている方の中に、自分の本来の近視より強い度数で矯正されている方を意外と多く見かけます。このようなレンズは近視を進める1要因といわれています。このように、自分に合ってないメガネやコンタクトレンズをすると近視を進める要因となることがありますが、適切な度数での矯正であれば近視が進む要因にはならないと考えられています。